１,2年次は「機械製図」「デザイン実践」「電気回路」「工業情報数理」などの専門教科を中心に工学の基礎を学習します。また、実習を通して技術をカタチにする力を身に付けます。３年次には「機械工学専攻」「建築デザイン専攻」「電気工学専攻」「情報システム専攻」の４つの分野から選択することができ、専門性を高める授業を展開します。

また、2年次から始まる課題研究は、「応用機械」「デザイン」「電気工学」「情報システム」のユニットから1つの研究室を選択し、3年次まで学年縦断型で行われます。課題研究は「社会貢献」などをテーマに、社会が抱える問題を解決し、課題研究を通して、世の中に役立つものをカタチにしていきます。また、共通研究課題として「競技性ロボット」もこの研究室で行い、創造性を高め、工学知識を深めていきます。

3年間を通して多くの資格取得を目指すのも創造工学科の大きな特徴です。第一種電気工事士や機械保全技能士、３次元CAD利用技術者、ITパスポートなどの実社会で必要とされる資格取得を目指します。各専攻分野の教員がICT教育を活用しながら受験する生徒を徹底してサポートします。毎年生徒の7割程が就職を希望しており、就職試験に向けた対策を計画的に行い、創造工学科で学んだ知識や技術、取得した資格を活かしながら鉄鋼・自動車・電気・建設分野などの大手企業をはじめ、多岐にわたる業界への就職を目指します。また、より高度な知識や技術を習得するために九州産業大学などや他の工業系大学へ進学することもできます。